厳しい就職状況が続く中、職に就けないまま卒業した大学生を対象に、就活の「再挑戦」を支援する動きが広がっている。社会人としての基礎を研修で教えたり、失敗の背後にある課題の解決へ向けたセミナーを開いたりするなど、参加者の意識改革を促す内容となっている。
2012年5月アーカイブ
全国のシネコン(複合映画館)を中心に、コンサート映像やスポーツの生中継、落語、歌舞伎など、映画作品以外の上映が盛んになっている。背景には映画の興行収入が平成23年は前年比17・9%減の1812億円で、東日本大震災の影響を考慮しても低迷している現状があり、特に劇場から足が遠のいたシニア層を呼び戻すことが狙いのようだ。
東京の新たな名所として22日に開業した東京スカイツリー(東京都墨田区)。一夜明けた23日もおひざ元の押上・業平地区は多くの観光客でにぎわったが、マナーの悪い観光客と地元住民の間に摩擦が生じ、共存が課題となっている。

子供に語り継ぎたい昔話の1位は「桃太郎」-。バンダイ(東京都台東区)の調査で、こんな結果が出た。調査は1月31日~2月9日、0~12歳の子供の保護者計2千人(男の子の保護者と女の子の保護者各1千人)を対象に実施した。
大手菓子メーカーが、自社商品を直接販売する「アンテナショップ」の出店を加速している。取引先の大手流通業が、低価格の自主企画商品(プライベートブランド=PB)を増やすなか、店頭で自社商品が埋没する恐れが出てきたためだ。実演販売などを通じて、ファンを増やし、ブランドの浸透を図る狙いだ。

就職や入学、転勤などで4月に環境が大きく変わった人がゴールデンウイーク後を中心に、急に元気がなくなる「五月病」。正式な病名ではないが、世間でも広く知られている。要因の一つが、環境の変化による大きなストレスだ。では、そのストレスと上手につき合うにはどうしたらいいのか。
今春卒業した大学生の就職率は4月1日時点で93.6%だったことが厚生労働、文部科学両省の調査で15日、分かった。1996年の調査開始以降で最低だった前年同期から2.6ポイントアップし、4年ぶりに改善した。背景には、就職相談員が中小企業の紹介に力を入れ、大企業志向が強い学生との"ミスマッチ"を一定程度解消したことがあると厚労省ではみている。

東芝の佐々木則夫社長は、都内で開いた経営方針説明会で、テレビの国内生産からの撤退などの合理化を発表した。抜本的なてこ入れで2013年3月期にテレビ事業の営業黒字化を目指す。電機大手は、価格下落や販売不振などの影響でテレビ事業が業績の足を引っ張っており、日立製作所も薄型テレビの自社生産を取りやめることを決めるなど合理化が相次いでいる。今回の東芝の国内生産撤退は、各社の戦略に大きな影響を与える可能性がある。
海外旅行や留学に行かず国内での安定した生活を希望するなど、近年「内向き志向」とされてきた若者に、就職活動を通じて海外へ目を向ける"変化"が出始めている。不況で国外に活路を見いだす企業が、留学経験者など国際社会で活躍できる人材の獲得に乗り出したことの影響だ。内定者の約6割が「グローバルな人材になりたい」と答えた調査結果もあり、「内」から「外」への意識改革が加速しそうだ。
夫は妻に外見の美しさを求め、妻は夫に内面の優しさを求める-。森永乳業(東京都港区)が45~54歳の「アラフィフ」世代の既婚男女500人を対象に行った調査で、こんな結果が明らかになった。同社の担当者は「男性は優しさを、女性は身だしなみへの気遣いを、それぞれ忘れないことが円満の秘訣(ひけつ)ではないか」と話している。
子供の"花粉症デビュー"は平均7・4歳、医師の9割が「子供の花粉症が増えた」と感じている-。気象情報会社ウェザーニューズ(東京)のアンケートで、花粉症の若年化が進んでいる可能性が浮かび上がった。調査に協力した医師からは、はっきりした要因は不明だが「高タンパク、高カロリーの食事をする子供が増えている」「免疫力の低下」などの見方が出たという。
節電ムードが高まる中で、百貨店やスーパーなどのクールビズ関連商戦が本格化してきた。各社とも専用売り場を前倒しで設けたり、関連商品の品ぞろえを拡充、ゴールデンウイーク(GW)中も好調な販売を達成した。今月上旬には全原発が稼働を停止したことで昨年よりも全国的に節電意識が高まるとみられるだけに、夏本番を前に各社とも昨年以上の売り上げを見込んでいる。
ホンダは、ドライバーの運転方法を改善することで渋滞を抑制する渋滞予兆検知技術を開発したと発表した。速度やコースを急に変えたり、急ブレーキをかけるなど運転がスムーズでないドライバーに対して通知し、修正させることで、全体の流れをスムーズにする。
